被害にあわれたかた

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被害にあわれたかた

衝撃的な体験と体調

一般的に、ショッキングな経験をすると、人は一時的に「いつもの体調」を保てなくなります。 その経験の真っ最中や直後に、頭が真っ白になってきちんと判断ができなくなったり加害者の言うなりになってしまったりすることは珍しくありません。そして、「自分が悪い」「自分の責任だ」と感じる人がたくさんいます。
また、ようやく安全を確保した後でも、加害者と同じ性別の人、背格好の似た人を見かけると怖い、そのことを思い起こさせる場所に行けない、と感じることや、夜よく眠れなくなったりすることもよくあります。
こういった、いつもと違う色々は、「事件事故に対する正常な反応」です。転んでひざをすりむいたら血が出るのと同じように、ごくごく普通の反応です。
ひざをすりむいた日の夜、お風呂に入るとジンジンして痛いですよね。でも数日たつとかさぶたができて、お風呂に入ってもなんとも思わなくなります。それからまたしばらくたつと新しい皮膚ができて、ばんそうこうもいらなくなります。
やがて新しい皮膚は厚みを増し、今までより少しタフになっているかもしれません。
事件事故は、ひざをすりむくのよりもずっと大変な経験なので、もう少し時間がかかります。でも、同じように少しずつ、回復していきます。今日できることは今日やりながら、明日に回せることは明日に回しながら、ぼちぼちいきましょう。
もし、半月経ってもひと月経っても、まるで昨日のことのようにつらかったら、専門家の手を借りたほうが良いかもしれません。ハートフルライン(052-954-8897)に電話をしてみましょう。犯罪被害に詳しい公認心理師が、体調を回復するために何ができるか一緒に考えます。

【犯罪の被害に遭ったとき】【眠りたい時のTIPS集】
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