被害にあわれたかた

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被害にあわれたかた

グルーミングとは

「自分を認めてくれるのはこの人だけ」
「関係を壊したくないから、断るわけにいかない」
「ちょっとエッチなだけで悪い人ではない」
そんな言葉が頭をよぎったことはありますか。
軽い挨拶をしたり悩み相談にやさしく応じたりすることから、被害者に近づく加害者がいます。
SNSなどで毎日気軽なコミュニケーションを重ね、「理解者」「応援する気さくな大人」としてのやり取りを通して関係を深め、要求を断りにくい関係を築いていくのです。
そのように子供たちと関係を深めていくことを「グルーミング」と言います。
最終的に性的な行為に持ち込むことが目的ですが、加害者はしばしば「被害者自身がそれを望んでいる」かのように言いくるめて被害を自覚しにくくしたり、様々な口実を設けて口止めをして被害を訴えにくいようにしたりしていきます。
被害に遭ったのは自分が悪かったからだ、あなたはそう思いますか?
でも、大人にとって若年者を手玉に取るなんてたやすいこと。
最初からそのつもりで近づいてくる大人に、あなたが太刀打ちできなかったのは仕方がありません。
もしかするとあなたは不注意だったのかもしれませんね。でも、人を信じるのはそんなにいけないことですか?人を信じる気持ちにつけこんでだます大人のほうがずっと、「いけないこと」をしていると思いませんか?
どうかこれからのあなたのそばには、
「無理して機嫌を取らなくても、本当に理解し応援してくれる大人」がいてくれますように。

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