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通告・通報する
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【虐待や暴力】
- 配偶者暴力(DV)、児童虐待、高齢者虐待は、それぞれ専用の通報窓口があります。
その窓口は知っていても、勘違いなのではないか、考えすぎなのではないか、虐待を疑うなんて家族に失礼なのではないか、そう思って通報をためらう人がたくさんいます。
男女も親子もいろいろですから、確かに外から見ていて判断するのは難しいことです。
でも、だからこそ専門家の力を借りてはいかがでしょうか。
虐待をしているわけではないのに周囲にそれを心配されてしまうとき、ご家族が良かれと思って不適切なやり方になってしまっている場合や、何かでいっぱいいっぱいになってうまく対処できなくなっている場合があります。
また、実際に虐待が起きている時は、通報が被害側と加害側の両方を助けることになります。
「悪いことをしている人がいるから」ではなく、「みんなを助けてあげてほしいから」するのが、虐待の通報なのです。通報を機に専門家につながることができたら、その手を借りて本来の幸せな家族の姿を取り戻すことができるかもしれません。
とはいえ、通報された時に、「虐待を疑われた、悪いことをしていると疑われた」とひどく傷つく家族がいることも事実です。また、「通報した犯人捜し」のやり玉にあげられそうになることもあります。そういったことが心配でしたら、それも含めて通報時にご相談なさることをお勧めします。
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子供が虐待されている
- 児童相談所虐待対応ダイヤル189 189
例:急に痩せてきた、いつも衣類が汚れている、急に成績が落ちた、大人が近くで手を動かすとビクっとすることがある、子どもがいるはずなのに気配を感じない、など
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配偶者が虐待されている
- 配偶者暴力支援センター
自治体別窓口検索はこちら
例:収入はあるのに必要な生活費を渡されていない、避妊を拒否されている、人格を否定する発言が多く配偶者が委縮しがちだ、など(参考:配偶者暴力支援センターサイト)
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高齢者が虐待されている
- →名古屋市にお住まいの方
名古屋市高齢者虐待相談センター
高齢者への虐待に関する相談機関です。|名古屋市高齢者虐待相談センター (nagoya- gyakutaibousi.jp)
各市町村高齢者虐待対応窓口
aichiken_gyakutai_madoguti1.pdf (pref.aichi.jp)
→名古屋市以外の市町村にお住まいの方
各市町村高齢者虐待対応窓口
aichiken_gyakutai_madoguti2.pdf (pref.aichi.jp)
例:家族に無視されている、必要な介護を利用できない、本人の意思に沿わない資産の使いこみがあるようだ、など
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【詐欺や性犯罪】
- すぐに110番してほしいところですが、「自分が悪い」「恥ずかしい」などなど、いろいろな思いがあって通報をためらう人は少なくありません。
そんな人が、それでもその思いを乗り越えて通報するのは、身近な人に背中を押された時です。
様々な証拠は時とともに失われ、捕まえ裁くことができるはずだった加害者を裁くことが難しくなっていきます。
自分に非があると感じることと、「本当に自分に非がある」ことは違います。たとえ自分に非があったとしても、それは相手に非がないということにはなりません。
通報したからと言って、加害者を必ず捕まえ裁くことができるというわけでもありません。
それでもこれから先の人生で、「あの時、できるだけのことはした」と思えたほうが、後悔は少ないものです。
身近にいるあなたが背中を押してくださることは、ご本人のこれからの人生を照らす明かりとなるかもしれません。どうか、ご本人につきそって、一緒に警察署に来てください。
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【目の前で暴力をふるっている人がいる】
- どうか、いのちを守るためにあなたが110番してください。
他にも目撃者がたくさんいて誰かが通報しそうでも、110番してください。
その場で電話をかけるのが危険なら、避難してから110番してください。
目撃者がたくさんいると、みんな「誰かが110番するだろう」と考えて、
結局誰もどこにも通報しない場合があります。
同じ件で、何人もの人が110番したっていいんです。その通報がいのちを守ります。